アフターコロナを生き抜く為にwebを強化するために必要な方針転換
社長のwebに関する関心が低く、投資が少ない
ことに尽きるかと思います。
コロナが一息つき、今復興と新しい社会に対応する為の変革が求められる中で、その辺りについて少し書きたいと思います。
1.口だけの「これからはwebの時代」
webの仕事をしていると
「webに力を入れなければ」
と言うことを非常に多く聞きます。
その言葉を聞いた時に本当に重要視しているかどうかを読むようにしています。
webに力を入れたいと、と願っていても
・営業:webの人員比率が9:1くらい
・広告宣伝費を適切に投下しない
・webに責任者がいない。活躍していない社員に任せる
・業務時間をwebに割かない
・社長自身がwebに全く興味がない
と言った場合が結構多く、私二宮が
「ゴルフで100を切る」
と周りに言っていながら全然練習に行かないように、そこまで優先順位が高くない場合が多いです。
その場合私はその熱量を理解した上で適切な提案をするようにしています。
重要ならば相応に力を入れなければいつまでたってもwebに強い会社になることはできません。
2.この9年間急成長したクライアント企業様の事例
私が創業して9年間で最も急成長した企業様は私の顧客の中で最もwebに人とお金を投資してきました。
ただ広告宣伝費を投下するのではなく、人件費、コンテンツ制作料金など適切に振り向けてきたことで大きく成長しています。
その軌跡を少しだけ紹介したいと思います。
2-1.黎明期からwebの人員を余剰気味に配置
どちらかと言うとリアルの販売・営業が中心の業界で、競合他社が
販売・営業:web担当 = 8:2
くらいの割合で配置をする会社が多く、webの担当者はどちらかというと販売力がない人間を左遷気味に配置することが多い中で、販売とweb担当の人数構成を1:1に配置しました。
その中で早い段階で、売上が衰退傾向にあるチャネルの比重を落とし、積極的にwebに投資していきました。
2-2.広告宣伝費を段階的に引き上げ
ここは真似できる会社も多いと思いますが売上上昇に合わせて広告宣伝費を積極的に引き上げることで業績を拡大していきます。
特に従来の紙面広告はほとんど使わずにweb広告に集中投下していきました。
2-3.レビューの積極的な収集
レビューの収集についての優先順位も私のクライアントの中で圧倒的に1位です。
同じ熱量でレビュー収集の重要性について訴えるのですがなかなか全社的に超重要ミッションとして取り組んでいただくことは難しいのですが、早い段階でレビュー収集への全社的な取り組みを行い大きく業績を伸ばしていきました。
レビューの数は先行企業の参入障壁になり、簡単に覆すことができない貴重な財産ですので業種に限らずレビュー・実績を軽んじることは決してオススメしません。
2-4.コンテンツの蓄積
被リンクが絶大な価値を持っていた頃から外部SEO会社への発注は極力抑え、その分のコストで大掛かりなブログを作り、文章を書く専門スタッフを社内で育て、適切に分析・改善していきました。
そのブログは今会社にとって非常に重要なセールスツールに成長しました。
2-5.素早い改善と現場への権限委譲
何にしても最初はトップの熱意と陣頭指揮が不可欠です。
「権限委譲・任せる」といったことは重要ですが、全社一丸となって望む重要業務は中小企業の場合最初はトップである社長が旗を振らないとうまくいきません。
但し、そこそこのサイズになっても社長が離さないと継続的に成長していかないからそのタイミングが難しいところです。
そのタイミングは企業によって様々ですが適切なタイミングで人員を育て適切なタイミングで権限を委譲することができました。
3.実際にどうすればいいか?
上記のようにうまく言った会社の話を聞くことは多い中で、
「どうやって自社に置き換えるべきか?」
難しいところです。
その上で、重要な箇所をもう一度振り返って見たいと思います。
1.社長自らwebの重要性を認識し、プロジェクトに携わる
2.社内の優秀なスタッフをwebに配置、人員を振り分ける
3.コストや時間をwebに投下し、全社的に取り組む
4.ブログや実績など更新型のコンテンツの更新を重要項目として取り組む
5.広告宣伝費を適切に投下し、売上増加に合わせて増額していく
いかがでしょうか?
コロナによって大きく社会が変わろうとしている中で、売上を維持している会社の多くは
・既存顧客に良いサービスを提供し愛されている
・IT投資を適切に行ってきた
です。
webを強化しなければいけない、と言われとりあえず業者任せにしていてはうまくいきません。
今こそ全社一丸となってwebに取り組んでいきましょう!]]>