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【美容室・飲食店・小売店】POSレジのメリット!初めての導入で知っておくべきこと
1.POSレジの機能
POSレジには、単にお金のやりとりをするだけでなく、様々な機能がついています。どのような機能があるのでしょうか。
①商品を管理する
商品の情報を一つずつ登録して、個別に原価やメーカーなどの商品情報、売上の傾向や在庫数などを管理することができます。そして、売れ筋商品や死に筋商品を見分けられます。
②データを収集する
お客様と金銭のやりとりをした時点で、「いつ」「どの商品が」「どんな価格で」「いくつ売れたか」などのデータをリアルタイムに収集して、いつでも売上の動向をチェックできます。
③在庫管理を自動化する
商品ごとに在庫の管理ができ、販売した時点でデータが更新されるので、常に新しい在庫数を確認することができます。また、在庫管理だけでなく、発注業務の時間短縮も望めます。
④バーコードによる管理
バーコードにかざすと同時に、商品の情報も瞬時に読み取ることができ、スムーズな会計処理が可能になります。手入力の作業が減り、正確な金額を入力することができるので、会計時のミスを減らすことができます。
⑤基幹システムとの連携する
店舗のPOSレジと、本部の基幹システムを連携することで、本部でいつでも売上データの確認をすることができます。その他にも、顧客情報や在庫数なども本部と店舗で共有することができるので、経営管理がスムーズになります。
⑥複数店舗の管理をする
複数店舗のデータを一括管理できるので、各店舗の売上状況をリアルタイムで確認できます。また、店舗から離れた場所でも在庫数の把握ができるため、店舗間の在庫調整などもしやすくなります。
⑦経営分析に役立つ
同時に購入されやすい商品や人気メニューなどがリアルタイムで分かります。また、曜日・時間帯別の売上や客層、客数などもデータで把握できるため、経営戦略を立てる際に、様々な視点で活用できます。
2.POSレジのメリット
POSレジを導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット① 業務を効率化できる
会計のときに手入力を減らし、スピーディーに作業できることで、お客様の待ち時間を減らして、ストレスなく買い物をしてもらえます。また、レジ締め作業もスムーズにおこなえるため、スタッフの負担を軽減できます。さらに売上データは一括管理されるので、店舗ごとにまとめる手間も省けます。
メリット② 経営視点で複数店舗の一括管理ができる
複数の店舗を出店するようになると、売上の管理も大変になります。POSレジを導入すると、どこにいても店舗ごとの売上状況がリアルタイムで管理できるため、すぐに店舗へ改善対策の指示を行うことができます。また、店舗ごとに比較し、経営戦略を練ることも可能になります。
メリット③ 商品ラインナップを改善できる
データから「どの時間帯に」「どの商品が」「いくつ購入された」のかを把握できるため、売れ筋商品の在庫切れをなくしたり、死に筋商品の在庫処分することに活用できます。また、どんなお客様がリピートに繋がるかなどを分析でき、店舗づくりや価格構成など、マーケティングへの活用も可能です。
メリット④ レジ担当者の不正を防止できる
いつ誰が会計作業をおこなったのかが明確なため、打ち込みの際の不正を防ぐことができます。また、慣れないスタッフでもレジ対応をスムーズに行うことができるので、混雑時でもオペレーションの効率があがります。
メリット⑤ 人件費を削減できる
業務を効率化することで、業務時間を短縮でき、人件費を削減することが見込めます。混雑する時間帯や曜日などを把握することで、無駄のないシフトを組むこともできます。また、無人のPOSレジを導入し、お客様自身で会計を行ってもらうことで、スタッフの人数を減らすことができます。
メリット⑥ 顧客満足度をアップできる
混雑時に従業員の増員をしたり、会計時の時間を短縮できるため、スピーディーにお客様対応がおこなえます。また、売れ筋商品の在庫切れを防ぐことができるなど、顧客満足度を高めることが可能になります。
メリット⑦ サービス面を充実できる
決済面では、クレジットカードや交通系ICカード、電子マネーなど、現金でない支払方法を充実させることができます。また、ポイント付加などリピーターのお客様をつかむサービスを追加することもできます。
メリット⑧ 業種や規模にあったレジの種類や機能を選択できる
POSレジは、多くの種類があり、導入目的や店舗の規模、用途にあわせて選ぶことができます。飲食業、サービス業、小売業、医療など、業種にあわせて、より専門的で経営に役立つレジを導入することができます。
3.POSレジの種類
POSレジには、大型なものからタブレット型まで、様々な種類があります。代表的なレジを紹介します。
ターミナル型POSレジ
スーパーやコンビニなどでよく見かけるPOSレジです。最も導入数が多く、POS専用に作られたレジのため、自動釣銭機やセミセルフレジなどの高い機能が特徴的です。
ただし、導入時の初期費用も50万円から100万円程度と、非常に高額なものとなります。また、修理などの際も、保守費用が高額になることがあります。
パソコン型POSレジ
家電量販店などで販売されている一般的なパソコンに、POSシステムをインストールして、POSレジとして使用することができるものです。すでにパソコンを持っていれば、すぐに使用することができます。
ただし、パソコンだけでは、レジとしての機能に不満を覚えるため、キャッシュドロア(現金の収納部分)やレシートプリンターなど、周辺機器を別途購入する必要があります。40万円程度の費用がかかることもあるので、注意が必要です。
また、POSシステムの利用に月額利用料が必要になり、トラブルが発生した際の保守費用も、メーカーによってかかります。
タブレット型POSレジ
タブレットやスマートフォンをPOS端末として利用できます。iPadなどのタブレット端末に、アプリケーションをインストールすることでPOSレジとして利用できるようになります。 他の種類のPOSレジよりも小さく、軽量で持ち運びも簡単です。
タブレット端末の購入費用だけで利用できるようになるため、4万円程度の初期費用で導入することができます。キャッシュドロアやレシートプリンタなど周辺機器の代金が別途必要になります。ただ、それらを含めても10万円から25万円程度で導入することができます。
4.まとめ
いかがでしたか。
POSレジを導入することで、現金管理を効率化するのはもちろんのこと、売上管理や在庫管理など様々なことをおこなえることがわかりました。
マーケティングや経営戦略にも活用できますが、ここで重要になってくるのは、収集したデータをどうやって活用すべきかです。
数字が得意なかたは、他の情報などと組み合わせて、ご自身で分析してみるのも良いとおもいます。
せっかくデータ収集をしても、活用しなければ、POSレジ導入の効果は薄くなってしまいます。数字が得意でないかたや分析する時間を確保できないかたは、アウトソーシングするのも一つの手段かもしれません。
今後、人口減少による人手不足が加速し、経営にも影響がでてくることが予想されます。既にPOSレジを導入されているかたも、今後の導入を検討されているかたも、データの活用を考えることで、売上向上やコスト削減をして、利益アップできるヒントが見つかるかもしれませんね。
これからも、中小企業のみなさまを応援していきたいとおもいます。]]>
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