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2020年働き方改革が進んで伸びる産業・衰退する産業
1.どういった変化が起こるのか
まず大前提としては
・夜の可処分時間が増える
・全体的な健康が高まる
・残業代が減少する
・有給消化が増える
ことが予想されます。
その結果従業員のみなさんのマインドが以下のようになることが予想されます。
2.従業員のライフスタイル・マインドの変化
続いて社会的な変化に合わせて従業員の皆さんのライフスタイルやマインドはどのような変化が起こるかまとめました。
・趣味を増やす
・体調が良くなる
・スキルアップ・勉強をする
・副業をする
・節約志向が高まる
・有給を活用して大型連休を避けて旅行に行く
といった動きをする人が増えることが予想されます。
我々ビジネスパーソンとしては上記のようなライフスタイル・マインドの変化に合わせてどのような市場の変化が起こるか予想することが重要になります。
続いて、変化に合わせて伸びる業種・下がる業種についてまとめました。
働き方改革で伸びる業種
1.トレーニングジム
残業時間が減ってトレーニングジムに通う人が増えることが予想されます。
健康志向が高まっており、体を鍛える人が増えている中で通える時間が確保できることで業界全体が成長するかと思います。
退会率も下がるのではないでしょうか。
2.大人のスクールビジネス
余った時間に遊べばいい、というほど楽観視できる人は少ないのではないでしょうか。
・AIの進化
・超高齢社会
・終身雇用・年功序列の崩壊
といった社会不安の中で余った時間に何かアクションを起こしたいという人が増えると予想されます。
ただ、士業などの専門職もAIにとって変わられるリスクを言われていて資格を受験する人は近年減少していますので従来の資格取得校という形ではなく、今の時代にあったスクールの需要が増加すると思われます。
3.大人向けのエンターテイメント・コンテンツ
可処分所得の増加により動画やゲームなどのコンテンツなどの利用者や利用時間は伸びると思われます。
今までそういったコンテンツは若年層向けのものが多かったですが今後は大人のエンターテイメントが伸びていきます。
4.副業や転職の支援
残業代の減少分年収が下がった人は多いと思います。
最近は求人に関して比較的売り手市場で給与はあまり下がらなかったものの不況が加速して求人ニーズが下がってくれば、賞与にも響いてきます。
また有給を完全に消化するようになれば時間単価は上がり、社員さんとしては嬉しい限りですが経営者の方々は時間単価が上がる中でフリーランスの活用などを検討していくことが予想されます。
その中で正社員の労働価値が下がることが予想されますので、全体的に正社員としての年収は減少していくと思いますので、その分副業のニーズは加速します。
副業のニーズが上がる中で副業のお仕事を自分で探して調整できる人は多くないですので仲介をする会社が伸びていくと思われます。
5.コミュニティビジネス
オンラインサロンであったり、趣味のコミュニティであったり、「サードプレイス」の需要が高まります。
今まで会社が社会的な繋がりを一手に引き受けていましたが会社と従業員の繋がりが少し細くなる中で、会社でも家庭でもない場所での繋がりを求める人が増えてくると思われます。
では続いて衰退することが予想されるビジネスをまとめました
働き方改革で衰退するビジネス
1.新築注文住宅
働き方改革が進む上で多様な働き方が伸びれば自ずとライフスタイルや住環境も多様化していきます。
その中で注文住宅は柔軟な変化にはあまり適していませんので衰退要因になってしまうことが予想されます。
2.マッサージ関連
過重労働者が減り、健康志向が高まることで腰痛・肩こりといった人はかなり減少すると思われます。
その分トレーニングなどの予防が伸びますので整体・マッサージ関連のお仕事の方は予防や健康に力を入れることをおすすめいたします。
ただ、不況が悪化して副業を今以上に活性化すれば過重労働者の方は増えるかなあとは思います。
3.低単価なサービス全般
これが最も大きな変化になるかと思います。労働単価が上がることで低い単価のビジネスが立ちいかなくなってしまうことが予想されます。既にコンビニや飲食店で問題になり始めていますが、粗利益の減少で衰退していくと思われます。
低い単価のビジネス大手チェーンに集約していきますので中小企業は高単価・高付加価値・独自性を追求することをオススメいたします。
いかがでしょうか?
働き方改革が進むことで家族との時間は増え、混雑時期を避けて旅行にいくことができ良いことはいっぱいありますが、その分企業側には負担が増えます。
そのような社会変化をプラスに変えるための戦略設計をしていくことが必要かと思います。]]>
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