社会変化で起こる検索ワードの変化と新しい機会について
- 担当:二宮圭吾
- 投稿日:2021年05月29日
ウィズコロナ・アフターコロナ・ポストコロナなどコロナとの向き合い方の変化に合わせて言葉が変化していく中で、感染対策系の言葉・新しい生活様式に合わせた新たな言葉が生まれています。
このような社会変化の中で活路を見出すためには新しいキーワードの中に思わぬチャンスがあるかもしれません。
新しい言葉・検索需要が伸びている言葉を探すスキルを見つけることを意識的に行って頂くことをお勧めしています。
検索需要が増えているか調べる方法
どんな検索ワードが増えているか、無料ツールで簡単に調べることができます。
参照:Googleトレンド
例えば、「三密」という言葉の需要を見てみます。
元々なかったワードなのでコロナ前は需要がなかったところから三月下旬に爆上げしそのあと減少していきました。
これはわかりやすい例ですね。
では、続いて「サーマルカメラ」で調べてみます。
2020年5月頃から上昇し、徐々にニーズが減少しているのがわかります。
では逆に増加しているもので「グランピング」の需要を見てみましょう。
2020年5月後半から伸びてきました。
コロナが長期化する様相になってきて、グランピングに興味を持つユーザとそれに応えようとする事業者がこのあたりから増えてきたのがわかります。
それでは少し高度に2つのキーワードを比較して見たいと思います。
これは「母の日」と「父の日」の検索需要の変化です。
元々母の日は父の日の倍程度の検索需要があるのがわかります。(僕のような父親として寂しい限りですが、、)
2020年・2021年母の日は135 %程上昇しています。これはコロナによりインターネットでプレゼントを買うユーザが増えたり、「GW遊びに行けないからその分お母さんにプレゼントしよう」という需要が増えているのかと仮説できます。
それに対して父の日は2019年に対して2020年に前年比107%と微増でした。
父の日の検索需要は急増していないことがわかります。(悲しい。。)
「母の日の需要が伸びているということは他のプレゼント通販需要も伸びているのでは?」
こんな仮説を立てて調べて見ましょう。
これは「誕生日」の検索需要です。
最初の緊急事態宣言とGWが重なった時期に急増し、その後もベースが少し増加しております。
会えない中でプレゼントを送るユーザが増えているのかな、と推察できます。
新しく生まれたワード
新しく生まれたワードはGoogleトレンドでは探すことができません。
これは経済メディアやSNSなどで情報感度を高め、自分で知っているキーワードを増やしていくことが求められます。
・テレワーク
・zoom飲み会
・ワーケーション
・マイクロウェディング
・マイクロツーリズム
など様々なワードが生まれています。
このような新しいワードのレパートリーが多ければ多いほど新しいプロモーションの打ち手を考えられます。
どうやって新しいワードを探すか
新しいワードを知ったらまずはググって見ましょう。
例えば、「ワーケーション」と検索してみます。
検索結果を見渡してみると、早速「二拠点生活」という見慣れないワードが出てきます。
そこから、各ページを見ていきましょう。
1ページ目だけで
ワーケーションプラン
リゾートワーケーション
サテライトオフィス
ワークステイ
リロケーション
デジタルノマド
ブレジャー
こんな新しいワードが出てきます。
ブレジャー?
僕はこの言葉がよくわかりませんでしたので、
「ワーケーション ブレジャー 違い」
で検索して見ました。
とのことです。
また
「ブリージャー」
ともいうみたいですね。これも要チェックです。
こんな風に検索する癖をつけていけばレパートリーはどんどん広がっていきます。
これはインスタグラムのハッシュタグでも同じようにタグを探していけると思います。
いかがでしたでしょうか?
社会が大きく変わる中で、新しいトレンドをしっかりと捉え、新しい戦略作りに少しでも役立てたら幸いです。
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